
家は珈琲豆の卸業をやっていまして現在本業は息子の私が継いでいます。
元マスターは学生時代から飲食店でアルバイトしてお師匠さんに出会い、その伝手で珈琲豆の卸業を始めました。
元マスターは家ではあまり珈琲を自分で淹れたがらない人なので家族全員が珈琲をペーパードリップで淹れていました。
「自分のは飽きるから、人の珈琲の方が面白い」らしいです。
私も10歳前後から淹れていた覚えがあります、同じペーパードリップでも母や姉の珈琲は柔らかで飲みやすく、自分の珈琲はどうも味が硬い印象でしたが元マスターは味に正直で怒られたりキツく言われた事は有りませでしたが良い所と悪い所をはっきり言う人で小学生の息子に対して「あ〜今日のはマズイから作り直して」と日曜日の朝から言われた怨みは今でも忘れられない思い出です。