珈琲の豆知識

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珈琲の豆知識

北欧では様々なチーズとコーヒーを合わせる文化がある様です。
クリームチーズやシェーブルチーズなどの多様なチーズに浅煎りや深煎りコーヒーをマッチングさせて楽しむ興味深いものでした。
中でも目を引いたのは北欧スウェーデンの先住民族サーミ人か飲んでいた「カフェオスト」でした、オストとはスウェーデン語でチーズを意味し固めの角切りチーズをカップに入れ粗挽きで淹れたコーヒーを注ぐだけで、ゆっくりとチーズを溶かしながらコーヒーを楽しむ飲み方です。
ちなみに当店のコーヒーはost珈琲なのですが北欧のコーヒーの事は初めて知りました、せっかくのご縁ですので自分でも試してみたいと思います。

珈琲の名称の由来は割りとしっかりとしたものが多いです、しかし珈琲の卸業者や喫茶店のマスターと長く関わってきましたが不思議とアメリカンは幾つかの話を聞いたのが面白かったので紹介します。
「西部開拓時代には浅煎りの珈琲が流行しその名残でアメリカでは長く浅煎りが人気だった」のでアメリカン・「生産地に近い北アメリカでは珈琲の価格は重量売りで単価が高く売れたので流通が多くアメリカに浅煎り文化が根付いた」のでアメリカン・「1960年代アメリカのビジネスマンの方々はハードな長時間労働のお供に珈琲が手放せなく胃が荒れ、胃痛を和らげるため珈琲にお湯を足して薄めるのが流行った」のでアメリカンといろいろ説があります。
私の中では諸説ありのお話ですが、コレこそが由来であるとご存知の方は是非来店して教え下さいお待ちしております。

珈琲を抽出した後の粉にある3つの脱臭効果と消臭効果を紹介します。
原理としては、使用済みの珈琲の粉には活性炭の様に細かな穴が空いていてその穴に臭いの成分のを捕まえる効果・臭い成分を使用後のその水分が溶解する効果・吸着した成分を中和する効果があります。
特にアンモニアの臭いに強い効果がありますのでトイレの隅に使用済みの珈琲の粉をセットして2〜3日に1度の交換で消臭剤代わりなりますし、乾燥さして通気性のある袋に入れ靴箱に置く等臭いの気になる所に置けば消臭と脱臭効果が期待されます。

実はコーヒーフレッシュと表記されているものの多くは乳製品ではありません、植物性ミルクと呼ばれるもので豆乳やオーツミルクと言ったものもありますがコーヒー用のポーションフレッシュはヤシやパーム油を原材料にしたものが多いみたいです。

動物性ミルクも乳脂肪分により分類が有るのですが、大きな特徴としては植物性の物はさっぱりとした味わいで浅煎りの珈琲と相性が良く、動物性の物はその濃厚さが深煎りの珈琲のコクを引き立てくれます。

当店の珈琲はマスターの好みで最初は動物性のクリームを置いていたのですが、比較的にブラックを楽しんで頂く事が多いのと植物性と違い保存期間が短く少し不経済だったので植物性のポーションフレッシュとその他のメニューでも多く使用する牛乳がありますのでお声を掛けて頂けると幸いです、ブラックで飲みその途中で味変をしてみても珈琲の楽しみが広がる事も有るでしょう。

なお、植物性ミルクで一時期問題視させれていたトランス脂肪酸不使用の商品も多く販売されていますので浅煎りの珈琲が好みでもポーションフレッシュは不健康だと思われていた方も一度成分を確認してみると新たな出会いもあるかもしれませんね。

日本では健康のためのエクササイズも理想の体を作るため筋トレもトレーニングでひとまとめですが、英語圏では後者の筋トレはワークアウトと別けるそうです、このワークアウトに対する珈琲の活用法を紹介したいと思います。
効率的なワークアウトには短時間で全身にバランス良く高負荷を掛ける事も重要らしく、その効率を上げるために多くのサプリメントが販売されていますが、珈琲に含まれるカフェインの覚醒作用も有効なものの1つです、カフェインは心拍数を上げ5分〜20分程度の短時間の運動効率を上げる助けをしてくれます。
カフェインの効果は個人差はありますが大体1〜2時間で最大になると言われていますのでワークアウトの45分位前に消化が良くエネルギーになりやすい軽食と一緒にブラックの珈琲を飲むとより高い効果が望まれます。
あまりサプリメントを使いたく無い方や軽く筋トレを初めてみたい方にワークアウト前に1杯の珈琲をおすすめします。

夏バテは部屋と外気温の温度差などからくる自律神経の乱れが原因の1つとされています。
しかし外出すれば猛暑や酷暑などと言われる外気温で、建物の中に入ればしっかりと冷房が効いています、もちろん自宅でも適切に冷房を使わなければ夏バテ以前に体を壊してしまいます。
日本の夏は夏バテになる要素が揃い過ぎているので、予防のためには自律神経を整え健康的な生活を送れば良いらしいです。
適度な運動としっかりとした睡眠ビタミンとミネラルの補給と挙げればきりが無いのですがそこまでする余裕が私には有りません、他は無いかと調べて見ると自律神経の乱れには内臓の冷えが大きく関わっているらしいです、ですので朝の少しでも涼しい間にしっかりと朝食を食べ、貴重な朝の時間ですが少しだけ温かい珈琲を飲む時間を作り内臓を温めてから1日を始めれば少しは夏バテ予防になるかと思います。

五月病は進学や就職など慣れない環境からくるストレスにより心身ともに疲弊して起こる症状が多く見られる様です。
此等を緩和するには如何にリラックスした休息がとれるかが鍵となりますが、自覚していても実践できるなら五月病で困ったりしないと思うのですよね。
そこで、より良い休息のための助けの1つに珈琲をご利用下さい、精神的トラブルは内臓機能の低下を招くので牛乳たっぷりのカフェオレでもシャキっとするブラックでも構いませんのでホット珈琲を飲み体の中から良く温めて下さい、多くのリラックス効果が期待出来ます。
また、珈琲に含まれるカフェインは適量ならば副交感神経を刺激して集中力を高めてくれますので仕事や学業の助けにもなってくれます。
心身共に疲れやすい季節ですので皆さんも意識してゆったりとした休息を取り乗り切って下さいね。

前提としてダッチコーヒーは「淹れ方」でアイスコーヒーは「飲み方」です。
ダッチコーヒーはインドネシアがオランダ領だった頃に苦味の強いロブスタ種を水でゆっくりと抽出する事でマイルドな味わいにした淹れ方で、ダッチコーヒーは現地の言葉でオランダコーヒー位の意味になるらしいです。
アイスコーヒーはお湯で抽出したコーヒーを冷やす飲み方です、このコーヒーを冷やして飲む文化は当初海外では人気が出ずに日本で発達したと言われていて、飲み物をキンキンに冷やして飲む文化の有る日本は昔は少数派だったらしいですし、よく考えると英語なら「コールドコーヒー」なので「アイスコーヒー」とか「レイコー」と言った和製の名称が根付いた事を考えるとなんとなく納得出来るなと思いました。
以上の2つを考えるとダッチコーヒーは最初はホットか常温で飲まれいた物が、70年代から80年代の喫茶店ブームの中でコーヒー屋は美味しいアイスコーヒーを開発し、喫茶店はそのお店の個性を出すために美味しい水出しコーヒーを開発していって、それが定着してきたのかなと思いました。
もっと詳しい方が居れば是非お話を聞かせて下さい、美味しいダッチコーヒーを準備してお持ちします。

当店はダッチコーヒーには少し自信がある、来店するたびにミックスフルーツジュースを頼む程コーヒーを仕事以外で飲まない息子が喜んで飲むのだから、少し位の自信は持っても良いと思っている。
そのダッチコーヒーで疑問が湧いた、ある日若いお客様が来店したおりに「美味しかったです、ダッチコーヒーはホットでも美味しいんですね。」と言って頂いた、褒めてくれるのは嬉しいがダッチは普通ホットでは?と思ったので、馴染みのお客様に少し聞いてみたら自分と同世代のお客様は「ホット」若いお客様は「アイス」とで分かれたのだ。
苦味が少なく冷やすとクリアな味になるのでアイスでも美味しいのは知っているが、少なくとも自分は40年近く前に師匠から習った時はホットが主流だったと思う。
どう変わって行ったのかと不思議に思ったので調べてみたいと思います。

個人的に10杯以上の珈琲はネルドリップ、それ以下の杯数ではペーパードリップの方が安定して
美味しく点てるのが得意ですので10杯を基準に説明したいと思います。
用意するのは、珈琲の粉を90cに片ネルを使用しています。
ポットの上パーツは先輩方から「ハカマ」と教わっていたのですが実は私も正式名称はよく知りません。


@全体の粉を湿らす様にゆっくりと蒸らします。


Aお湯を出来る限り細く小さな円を描くよう注ぎ、30〜35回で総量の3分の2程度の量になる様に調整します。


Bネルの周囲を洗い流す様にお湯を注いで完成です。


ラ・ストラーダOST珈琲直営店

〒630-1104 奈良県奈良市狭川両町800-2