珈琲の豆知識

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珈琲の豆知識

欧州の食品安全機関はコーヒーの1日の適量を4〜5杯と定めています。
1日のカフェイン摂取量が成人は400mg未満で一度の摂取量が200mg未満が望ましく妊娠中の女性は1日に200mg未満が望ましいと発表されています、もちろん個人差というものが在りますので一概には言えないとは思いますが昨今怖がられがちなカフェインもその程度なら摂取しても問題ないと発表されています。
カフェインの効能は何度か触れましたが、それ以外にもコーヒーに含まれるポリフェノールの仲間のクロロゲン酸は抗酸化作用や抗炎症作用の効果が高く体の中ではフェルラ酸に代謝されます、このフェルラ酸は血をサラサラにして脳梗塞や心筋梗塞の予防に役立ちます。
何事も過ぎれば毒となりますが、自身の適量を知り好き嫌い無く美味しく健康的な飲食を心掛ければこの過酷な残暑も乗り越えられると信じたいです。

最近はカフェインを制限したコーヒーが多く出てきているので、その表記と見分け方を紹介したいと思います。大体「カフェインレス」「デカフェ」「ノンカフェイン」「カフェインフリー」の四種類で表記されていると思います。まず「カフェインレス」と「デカフェ」が同じカテゴリでカフェインが90%以上取り除かれたもので「ノンカフェイン」と「カフェインフリー」がカフェインがゼロに近い物です、カフェインに過敏な方やできるだけ避けたい方は参考にしていただければと思います。その他の飲み物では「玉露」「緑茶」「煎茶」「紅茶」等がカフェインを多く含み、逆にノンカフェインの飲み物は「麦茶」「ごぼう茶」や一部の「フレーバーティー」にもノンカフェインの物が在ります。食べ物でも「ほうれん草」「小松菜」等の野菜にも含まれていますし、少し注意して頂きたいのは「チョコレート」はハイカカオの物ほど多くのカフェインが含まれています。
ここ迄紹介しまたが、此等の食品には優れた健康促進が期待出来る成分も多く含まれていますし、
カフェイン自体も適量であれば疲労感の軽減や副交感神経を高める良い効果も期待出来る成分なので、
あまり悪者にはしてあげて欲しくは無いかなと個人的には思います。

コーヒーを勉強し始めて随分経ちますが世の中には私が知らないレシピが沢山ありまた生まれてきてくれています。
余り触れて来なかったネットの世界を見てみれば、縁の無い国に古くからあるレシピや才能ある方々が考えてくれた新しいレシピが沢山あり楽しいものです。
夏なのでそれっぽいレシピを探して見つけたのが「炭酸コーヒー」でした、強めの炭酸水の割合を1としてコーヒーを2で試してみましたが個人的にはいまいちでした。
ですが、果汁を足してみたりカクテルにしてみたりとと色々試してみると意外と懐の深いレシピで面白かったです、「コーヒー」と拘らずに複数のバリエーションの有るソフトドリンクしてなかなか良い物でした。

コーヒーを自分で淹れる時のちょっとしたコツの1つにお湯の温度調整があります。
お湯の温度で抽出されやすい成分違いがあるので購入した豆の特徴に合わせて温度の調整が出来るとワンランク上の味が楽しめる様になると思います。
温度が高ければ苦味と渋味の成分が抽出されやすく低ければ酸味が抽出されやすいです、さらに焙煎の程度にもお湯の温度の影響は大きいです、深煎りなら低温で浅煎りなら高温て淹れるとより良く抽出できますので少し意識すると美味しくなります。
温度の調整も今は水度計なども在りますが沸騰したポットを持ち上げてクルクルと手首で5〜6回回してあげると80〜90℃位まで下がりますのでお気に入りの豆の1番美味しくなる温度を探してみるのも楽しいと思います。

北欧では様々なチーズとコーヒーを合わせる文化がある様です。
クリームチーズやシェーブルチーズなどの多様なチーズに浅煎りや深煎りコーヒーをマッチングさせて楽しむ興味深いものでした。
中でも目を引いたのは北欧スウェーデンの先住民族サーミ人か飲んでいた「カフェオスト」でした、オストとはスウェーデン語でチーズを意味し固めの角切りチーズをカップに入れ粗挽きで淹れたコーヒーを注ぐだけで、ゆっくりとチーズを溶かしながらコーヒーを楽しむ飲み方です。
ちなみに当店のコーヒーはost珈琲なのですが北欧のコーヒーの事は初めて知りました、せっかくのご縁ですので自分でも試してみたいと思います。

珈琲の名称の由来は割りとしっかりとしたものが多いです、しかし珈琲の卸業者や喫茶店のマスターと長く関わってきましたが不思議とアメリカンは幾つかの話を聞いたのが面白かったので紹介します。
「西部開拓時代には浅煎りの珈琲が流行しその名残でアメリカでは長く浅煎りが人気だった」のでアメリカン・「生産地に近い北アメリカでは珈琲の価格は重量売りで単価が高く売れたので流通が多くアメリカに浅煎り文化が根付いた」のでアメリカン・「1960年代アメリカのビジネスマンの方々はハードな長時間労働のお供に珈琲が手放せなく胃が荒れ、胃痛を和らげるため珈琲にお湯を足して薄めるのが流行った」のでアメリカンといろいろ説があります。
私の中では諸説ありのお話ですが、コレこそが由来であるとご存知の方は是非来店して教え下さいお待ちしております。

珈琲を抽出した後の粉にある3つの脱臭効果と消臭効果を紹介します。
原理としては、使用済みの珈琲の粉には活性炭の様に細かな穴が空いていてその穴に臭いの成分のを捕まえる効果・臭い成分を使用後のその水分が溶解する効果・吸着した成分を中和する効果があります。
特にアンモニアの臭いに強い効果がありますのでトイレの隅に使用済みの珈琲の粉をセットして2〜3日に1度の交換で消臭剤代わりなりますし、乾燥さして通気性のある袋に入れ靴箱に置く等臭いの気になる所に置けば消臭と脱臭効果が期待されます。

実はコーヒーフレッシュと表記されているものの多くは乳製品ではありません、植物性ミルクと呼ばれるもので豆乳やオーツミルクと言ったものもありますがコーヒー用のポーションフレッシュはヤシやパーム油を原材料にしたものが多いみたいです。

動物性ミルクも乳脂肪分により分類が有るのですが、大きな特徴としては植物性の物はさっぱりとした味わいで浅煎りの珈琲と相性が良く、動物性の物はその濃厚さが深煎りの珈琲のコクを引き立てくれます。

当店の珈琲はマスターの好みで最初は動物性のクリームを置いていたのですが、比較的にブラックを楽しんで頂く事が多いのと植物性と違い保存期間が短く少し不経済だったので植物性のポーションフレッシュとその他のメニューでも多く使用する牛乳がありますのでお声を掛けて頂けると幸いです、ブラックで飲みその途中で味変をしてみても珈琲の楽しみが広がる事も有るでしょう。

なお、植物性ミルクで一時期問題視させれていたトランス脂肪酸不使用の商品も多く販売されていますので浅煎りの珈琲が好みでもポーションフレッシュは不健康だと思われていた方も一度成分を確認してみると新たな出会いもあるかもしれませんね。

日本では健康のためのエクササイズも理想の体を作るため筋トレもトレーニングでひとまとめですが、英語圏では後者の筋トレはワークアウトと別けるそうです、このワークアウトに対する珈琲の活用法を紹介したいと思います。
効率的なワークアウトには短時間で全身にバランス良く高負荷を掛ける事も重要らしく、その効率を上げるために多くのサプリメントが販売されていますが、珈琲に含まれるカフェインの覚醒作用も有効なものの1つです、カフェインは心拍数を上げ5分〜20分程度の短時間の運動効率を上げる助けをしてくれます。
カフェインの効果は個人差はありますが大体1〜2時間で最大になると言われていますのでワークアウトの45分位前に消化が良くエネルギーになりやすい軽食と一緒にブラックの珈琲を飲むとより高い効果が望まれます。
あまりサプリメントを使いたく無い方や軽く筋トレを初めてみたい方にワークアウト前に1杯の珈琲をおすすめします。

夏バテは部屋と外気温の温度差などからくる自律神経の乱れが原因の1つとされています。
しかし外出すれば猛暑や酷暑などと言われる外気温で、建物の中に入ればしっかりと冷房が効いています、もちろん自宅でも適切に冷房を使わなければ夏バテ以前に体を壊してしまいます。
日本の夏は夏バテになる要素が揃い過ぎているので、予防のためには自律神経を整え健康的な生活を送れば良いらしいです。
適度な運動としっかりとした睡眠ビタミンとミネラルの補給と挙げればきりが無いのですがそこまでする余裕が私には有りません、他は無いかと調べて見ると自律神経の乱れには内臓の冷えが大きく関わっているらしいです、ですので朝の少しでも涼しい間にしっかりと朝食を食べ、貴重な朝の時間ですが少しだけ温かい珈琲を飲む時間を作り内臓を温めてから1日を始めれば少しは夏バテ予防になるかと思います。

ラ・ストラーダOST珈琲直営店

〒630-1104 奈良県奈良市狭川両町800-2